「ひきこもり」や「不登校」という言葉があまり聞かれなかった1980年代ごろから
子供が学校へ行かない、行きたくないという相談に耳を傾けてきた池田佳世名誉会長が
ブログをはじめることになりました。
おかげさまで、来年には米寿(88歳)となります。
今も元気にダンスを踊り、時には少女のように好奇心旺盛な会長ですが、
決して順風満帆な人生ではありませんでした。
子育て中に、なぜ心理学を学びなおしたのか、
そこで自身もどのように成長していったか、
そしてどのような経験を積み、どのような相談をうけ、今に至ったか、
マイペースで綴ってまいる予定です。
よろしくお願い申し上げます。

<プロフィール>
1938年2月、東京都生まれ。
60歳の時にSCSカウンセリング研究所を立ち上げ、その後、KHJ全国ひきこもり家族会連合会の2代目代表となる。
8050の社会問題化を受け、KHJ代表を退任後に(一社)OSDよりそいネットワークを設立。
現在、OSD名誉会長。
SCSは、「Selfacutualization」「Counseling」「Society」から発想をえたもので、
スタッフも相談者も自己理解を深め、自己実現を目指す意味を込めて名付けたものである。
「KHJ」についても、当時は強迫神経症、被害妄想、人格障害を頭文字にしていたものを、
家族、ひきこもり、ジャパンとして、全国ひきこもり家族会連合会という名前に変更した。
また、現在のKHJ東京支部の前身である「楽の会」の初代代表で名付け親でもある。
臨床心理士として長年、ひきこもりの親のカウンセリングに力を注ぎ、
親の対応や態度で子が元気になったり変わったりする状況を多く経験、
早くから実家を当事者の居場所として開放したり、自宅をシェルター化するなど、様々な新しい取り組みを実施してきている。