1月の能登半島地震から約8か月が経ちました。
私たちに何ができるのか…。
生きづらさ抱える方々の居場所復興を願い、
賛同してくださったみなさまとともに企画、
そして多くの団体やボランティアのみなさまのご協力のもとに準備を重ね、
ついに、この8月下旬に開催することができました。
事故などもなく、無事終了できましたこと、
そして、多くのみなさまにご参加いただきましたことを、
ここに心から感謝するとともに、謹んで御礼申し上げます。
ワークキャンプは22日深夜～26日、縁日は24日・25日に開催いたしました。
なぜ、縁日なの？
「縁日」とした理由は、誰もが「単純に楽しんでいただけたら」という思いからです。
そして、この時期に決定したのは、
夏休みで運営者も参加者も参加しやすいことに加え、
新学期を前に、
少しでもほっとしていただけたら、
一人ではない、と感じていただければ、と。
子どもたちの自殺が最も多くなる時期だからです。
縁日は、すず椿さんの事業所（就労継続Ｂ型事業所）1棟をお借りして、
6つのブースと軽食コーナーを設置しました。
【1階】
☆縁日ブースは、駄菓子釣り、輪投げ、的当て、パチンコ。すべてOSDのサロンスタッフの手作りです。
☆ゲームブース：ボードゲーム、カードゲーム
☆ワークショップ：クルミボタン作り、アート作品づくり、折り紙など
☆おしゃべりブース：お菓子を食べながら・・・
【2階】へ
☆オンラインブース：金沢市や県外からも参加、
メタバースは、好きなアバターでダンスしたり、おしゃべりしたり。
☆個別相談ブース：法律・FP・心の悩み相談
☆軽食コーナー
カレー・たこやき・ポプコーン、デザート・・
COMOLYのスタッフや登録者の方々により、美味しいお料理がふるまわれました。
地元の漁師さんからは大量のワカメ、
農家さんからはジャガイモやきゅうりなどの差し入れがあり、
これらでつくったサラダもありました🎵
ポップコーンは、加賀「いまここ親の会」のみなさんの手作り。
台風の影響で、あいにくのお天気でしたが、フタッフも含めて2日間で70名を超える方々にご参加いただきました。
よかったことは・・・
もちろん、よかったことはたくさんありましたが、
一番よかったことは、なんといっても会場に笑顔があふれていたこと。
「いや～久しぶりにたくさんおしゃべりした」、「たのしかった」、「美味しかったけど持ち帰りはないの？」との声に
思わずクスッと笑ってしまいました。
二番目によかったことは、ボランティアの方々を含めスタッフ全員が、
「参加して本当によかった」「自分たちの方が元気を貰えた」と目をキラキラさせていたことです。
そして、最も印象的なことは（他のスタッフもほぼ同意見）、大変な状態であろう地元の方々がみな、「遠くからわざわざ来てくれて本当にありがとう」「私たちを忘れずにいてありがとう」と口々おっしゃっていたことで…。
いえいえ、こちらこそ、いえいえ、こちらこそ、と参加者もスタッフも、ツッコミあった2日間に、胸も熱くなりどおしでした。
みなさまの溢れる笑顔と、居場所としての第一歩となった「灯」を、
今後も末永くつなげていけるように、
またみなさまとともに 考えていけたら、と思っております。
みなさま、本当にお疲れさまでした！
そして、ありがとうございました！！
OSDよりそいネットワーク 馬場佳子
＊この事業は、独立行政法人福祉医療機構の社会福祉振興助成事業の一環により実施されたものです
